入間霊園法面植栽工事
増設された墓地区画の背景を緑化するプロジェクトで、設計と施工を担当させていただきました。

工事の内容
草地となっていた斜面を緑地に整備するというご依頼でした。
設計の際に現地を調査したところ土に問題があり、計画範囲の大半が、粘土が強固に締め固まった土壌であり、土木用語で土丹(どたん)と呼ばれるものでした。
土丹は透水性と保水性に大きな問題があり、そのままでは樹木の生育が困難な土壌です。
土地の歴史を調べると、昔はなだらかな松林であったものが切り土によって造成されたようで、元々深くにあった硬い粘土の地層が現在の地表面となったと考えられます。
そこでバーク堆肥と黒曜石パーライトを用いた土壌改良を行ってから植物を植え付けました。土の厚みを確保するために土留めの設置も行いました。
植栽は花と紅葉が楽しめるようにヒラドツツジ類の混色、モミジ、ユキヤナギを植え付けました。
課題を乗り越えて色彩豊かな植栽地が出来上がりました。


竣工年月 | 2025年3月 |
所在地 | 埼玉県入間市 |
発注者 | (財)瑞泉院記念メモリアル・アカデミー様 |
担当内容 | 設計、施工 |