バタフライガーデンの作り方と管理方法!生物多様性への取り組みを紹介

こんにちは、キープランツの野口です!

ガーデナー・樹木医として日々お庭や植物と向き合っています。

私がお勧めする庭園デザインコンセプトの一つに生き物との共生があります。今回の記事ではその中の取り組みの一つ、バタフライガーデンについてご紹介します。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 庭に蝶を呼びたい
  • 蝶を呼ぶ花の種類、食草を知りたい
  • バタフライガーデンの実際の様子が知りたい

バタフライガーデンは、蝶を呼ぶ仕掛けを施した庭の事です。SDGsや生物多様性、環境意識への高まりもあり、最近密かに人気が出てきています。この記事では実際に作ってみた経験を元に、作り方や管理方法について解説していきます。

それでは、どうぞ!

バタフライガーデンとは

キャットミントを植えたら沢山の蝶が集まった
キャットミントを植えたら沢山の蝶が集まった

バタフライガーデンは「蝶の息づく庭」です。自然の生き物が自由に暮らす庭であり、蝶を主役にしたガーデンデザインの手法と言えます。

ネットで囲う飼育施設とは異なり、野放しで野生に近い生態を観察する事が楽しみ方の一つです。蝶の出入りも自由で、庭に来るか来ないかは蝶任せになります。広い意味ではビオトープ(生物の生息空間)の一つと言えます。

蝶を庭に呼ぶためには

ポイント

蝶を呼ぶにはいくつかポイントがあります。基本となる方法は以下の4つです。

  • 蝶の生態を知る
  • 蝶が好きな花を植える
  • 果物で蝶を呼ぶ
  • 食草で蝶を呼ぶ

蝶の生態を知ろう

まずは今回のお客様である蝶を良く知ることから。何事もリサーチが大切ですね。

①蝶の生活サイクル

一日の行動パターンとしては、昼間に活動して夜は動かない性質があります。日が昇ると飛び始めて蜜や水分を吸って回り、繁殖や産卵行動をします。夕方になると寝床を探し、日が落ちる頃にはすっかり羽を休めています。特定の巣は持たないようです。また、朝に冷え込む時期は日向ぼっこで体を温める姿も見られます。

一年間の生活サイクルとしては、完全変態と言って、卵、幼虫(若齢~終齢)、蛹、成虫のサイクルを繰り返します。一年に一回だけ羽化するものを一化性、複数回繰り返すものを多化性と言います。冬越しの方法は蝶の種類によって様々で、幼虫か蛹で越すものが多く、あとは卵、中には成虫で越冬する種類もいます。

②蝶の食べるもの

餌は蝶の種類によって違います。花の蜜を好む種類が多いですが、花には訪れず樹液や熟れた果物に集まるものもいます。また、濡れた地面で水分補給する事もあります。

花の蜜を好むもの(多数派):アゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、セセリチョウ科、ヒョウモンチョウ類、アサギマダラ、ヒメアカタテハ、テングチョウ他

樹液や果実を好むもの(少数派):オオムラサキ、コムラサキ、ゴマダラチョウ、ルリタテハ、スミナガシ、ヒオドシチョウ、サトキマダラヒカゲ、オオヒカゲ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ等

どちらも利用するもの:キタテハ、アカタテハ

蝶が好きな花を植えよう

花の種類はたくさんありますが、蝶にも好みがあります。

小花の集まったタイプの花が最も人気なようで、キク科全般や房状に咲くブッドレア(別名バタフライブッシュ)、センニチコウでは蝶を良く見かけます。これらはおそらく新鮮な蜜が常に供給されるためではないかと考えています。また、八重咲きの改良種もより一重咲きや原種に近い種類の方が好まれるようです。

ヒガンバナやツツジ、ユリにはアゲハチョウ類が集まります。これらの花は長い口(口吻)を持った蝶や蛾に特化した構造になっています。

蝶が来るオススメの花を一覧表にまとめてみました。お庭へ植える時の参考にしてみてください。開花の時期は目安です。

分類花の名前花の時期
一年草マリーゴールド4~12月(真夏を除く)
一年草ジニア5~10月
一年草ペンタス5~10月
一年草キバナコスモス6~10月
一年草コスモス6~11月
一年草センニチコウ7~11月
多年草キャットミント4~10月(真夏を除く)
多年草ノアザミ5~8月
多年草オカトラノオ6~7月
多年草三尺バーベナ6~9月
多年草オミナエシ6~9月
多年草カクトラノオ7~10月
多年草オニユリ7~8月
多年草ヤマユリ7~8月
多年草ミソハギ7~9月
多年草ルドベキア7~10月
多年草ニラ8~9月
多年草ヒガンバナ9月
多年草ヒヨドリバナ8~10月
多年草フジバカマ8~10月
多年草ツワブキ10~12月
低木ツツジ4~5月
低木アベリア5~10月
低木ラベンダー6~7月
低木ランタナ5~10月
低木ブッドレア7~10月
低木ハギ7~9月
「蝶の好む花」一覧表

果物で蝶を呼ぼう

果物を置くと花の蜜に集まらない蝶も呼ぶことができます。

私が子供の頃は、熟して地面に落ちたカキに集まっていた蝶をよく捕まえていました。キタテハ、ルリタテハ、ウラギンシジミが取れたのを覚えています。雑木林が近ければ果物にはオオムラサキなんかもやってくるそうです(羨ましい)。

果物はカキ、バナナ、モモ等の糖度が高いものが向き、熟し過ぎなくらいの方が蝶に好まれます。真っ黒く熟したバナナなどは最高の餌になります。

餌皿に訪れたオオムラサキの例
餌皿に訪れたオオムラサキの例

食草で蝶を呼ぼう

食草というのは蝶の幼虫が好んで食べる植物の種類の事です。草だけでなく樹木も含みます。蝶の幼虫はかなりの偏食で、蝶の種類ごとに食べられる植物が限られています。この性質を利用して、幼虫のごはんとなる植物を用意して、成虫に産卵してもらう作戦です。上手くいけば庭で幼虫が大きくなり、新たな命が大空へ羽ばたく様子も観察できます。

ちなみに、マニアックな話ですがアゲハチョウの前足には味を感じる器官があるらしく、食草(ミカン等)を触って見分けているそうです。観察していると確かにそれらしい動きをしている気がします。

身近な蝶を中心に、主な食草のリストを作りました。

蝶の種類食草となる植物の例
アゲハ(ナミアゲハ)ミカン、ユズ、サンショウ、その他カンキツ類
キアゲハセリ、ミツバ、ニンジン、パセリ
クロアゲハミカン、ユズ、サンショウ、その他カンキツ類
カラスアゲハサンショウ、カラスザンショウ、コクサギ
ジャコウアゲハウマノスズクサ、オオバウマノスズクサ
アオスジアゲハクスノキ、タブノキ、ヤブニッケイ
モンシロチョウキャベツ、アブラナ、イヌガラシ
スジグロシロチョウイヌガラシ、タネツケバナ、アブラナ
モンキチョウシロツメクサ、レンゲソウ
ツマキチョウイヌガラシ、ショカッサイ、セイヨウカラシナ
キタキチョウハギ、ネムノキ、ギンヨウアカシア
ベニシジミスイバ、ギシギシ
ヤマトシジミカタバミ
ツバメシジミシロツメクサ、ハギ、レンゲソウ
ルリシジミヤマハギ、フジ、クララ、イタドリ
ウラナミシジミエンドウ、インゲン、ヤマハギ、クズ
ムラサキシジミアラカシ、コナラ、クヌギ
ウラギンシジミクズ、フジ、ハリエンジュ
キタテハカナムグラ、カラハナソウ
ルリタテハサルトリイバラ、ホトトギス、ヤマユリ
アカタテハカラムシ、イラクサ
ヒメアカタテハハハコグサ、ヨモギ
コミスジフジ、クズ、ニセアカシア、ハギ
ツマグロヒョウモンスミレ、パンジー、ビオラ
ミドリヒョウモンスミレ
ゴマダラチョウエノキ、エゾエノキ
アカボシゴマダラ(※)エノキ
オオムラサキエノキ
コムラサキヤナギ類
アサギマダラキジョラン、イケマ
ヒメウラナミジャノメススキ、チガヤ、メヒシバ
サトキマダラヒカゲマダケ、アズマネザサ
イチモンジセセリイネ、チガヤ、ススキ
チャバネセセリイネ、チガヤ、ススキ
ダイミョウセセリヤマノイモ、ナガイモ
「蝶の食草」一覧表 ※アカボシゴマダラは特定外来生物に指定

バタフライガーデンのデザインテクニック

高低差のある花で蝶をおもてなし

蜜源となる花を配置する時は、背の高くなる花と横に広がる低い花を組合せると良いです。蝶は種類によって飛ぶ高さが異なります。例えばアゲハチョウ類は高い位置、シジミチョウは低い位置にある花に良く止まります。よって様々な高さの異なる花を植えることで、蝶が花を見つけやすくなり、庭を利用する蝶の種類が増えていきます。

お休みスポットで蝶をおもてなし

花壇等の餌場だけではなく、多様な環境を用意すると蝶が長く過ごしてくれます。環境の一つとして、休む場所を作るのも良い方法です。蝶は茂みの草や枝に止まって休むので、樹木を植えると寝床のようになります。一晩泊まってくれる時もありますよ。

夕方にモミジの枝に止まったアゲハ
夕方にモミジの枝に止まったアゲハ
日が暮れてもそのまま。寝てるのかな
日が暮れてもそのまま。寝てるのかな
朝までぐっすりお休みいただきました
朝までぐっすりお休みいただきました

ちなみに、もみじの間、素泊まりプランにお泊りのアゲハ様は、チェックインが17時、チェックアウトは朝7時でございました。またのお越しをお待ちしております。

追記1 アゲハの再訪問

追記日:2024年9月7日

この記事を公開してから二日後、なんと全く同じ場所をアゲハが寝床に選ぶという奇跡が起きました。羽がボロボロなので長旅でお疲れかもしれません。羽を伸ばしてお休みください。(※前回は2週間前で、同じ個体かどうかは不明です。)

アゲハ様、まさかのリピート訪問?
アゲハ様、まさかのリピート訪問?

追記2 アゲハの再々訪問

追記日:2024年9月13日

それから約1週間後、またもや同じ場所にアゲハが泊まりにきました。羽の見た目から違う個体です。どうやらこの場所は蝶に選ばれる人気の秘訣があるみたいです。明日の朝はぜひ花の蝶食バイキングを楽しんでいってくださいね。

真面目にこの場所を分析すると、高さが1メートルくらいで、周囲の茂みから離れている環境です。蝶は寝床の条件として、「見通しが良く外敵が近づきにくい場所」を選んでいるように感じました。

アゲハがまたまた同じ枝にやってきた
アゲハがまたまた同じ枝にやってきた

バタフライガーデンの管理テクニック

剪定で芽吹かせて新鮮な食草をご提供

アゲハチョウの産卵頻度を上げるための、ちょっと裏技っぽいテクニックをご紹介します。

食草であるミカンは樹勢が落ち着いてくると、春枝が伸びた後は夏枝と秋枝があまり伸びないことがあります。アゲハチョウの産卵を観察していたら、成虫は硬い葉ではなく、新芽や柔らかい若葉を選んで卵を産む事に気が付きました。おそらく生まれたばかりの小さな幼虫が簡単に葉を食べられるようにだと思います。

そこで梅雨頃に剪定して夏以降の枝を勢いよく芽吹かせるとあら不思議。成虫が産卵にやってくる頻度が高くなりました。産卵してくれない時は枝を剪定して若葉を更新してみるのも良さそうです。

食草の不足にご注意

食草は足りなくなると調達が難しいので、不足しないよう十分な量を確保しましょう。アゲハを育てるミカンでは、最低でも背丈くらいの木が欲しいところです。アゲハの幼虫1匹が必要とする食草の量は、大きな葉の場合で20~30枚程度の面積(縦20cm×横25cm分)と言われます。木が小さいと丸坊主になるまで食べ尽くします。イモムシの食欲を侮ってはいけませんよ。

また、成虫はたくさん卵を産みますが、全てを育てようとすると大量の餌が必要になり、餌の供給に無理が出ます。過保護にはせず、自然淘汰を前提に考えることも必要かもしれません。

農薬散布はほどほどに

あえて説明するまでもないですが、農薬、特に殺虫剤を使うと蝶にも効いてしまいます。やむを得ず散布が必要な際は、局所的に散布する等の工夫が必要です。私自身は最低限の範囲で農薬を使っていますが、なるべく殺虫剤を避け、有機農薬や殺菌剤を使うようにしています。害虫の場合は、テデトール(手で取―る)が基本です。

バタフライガーデンの事例紹介

お見せするのは私が実際に作って管理しているお庭です。

バタフライガーデンはこうして出来た

キープランツの秘密の庭
キープランツの秘密の庭

ここはキープランツの秘密の庭。

植物の生育観察や新品種の試験的な栽培、デザインの実験などをしています。今回特別に写真を公開します(現地は非公開です)。樹木、花壇、菜園、水辺のビオトープ、野鳥の巣箱、雑草生えない実験コーナー(?)などの多様な要素があります。この庭では様々な植物を植えていて、東京都郊外・住宅地の一角にありながら、実にたくさんの生き物が暮らしています。

バタフライガーデン専用で作ったわけではなく、結果的に蝶もたくさんやって来たという訳です。でも蝶が来る仕掛けはたくさん仕込んでいて、時期によっては毎日のように蝶の舞う姿が見られます。蝶たちはすっかり庭の住人になっています。

四季を通じて様々な花が咲いている
四季を通じて様々な花が咲いている
宿根草の割合が多い
宿根草の割合が多い
水辺にはマルタンヤンマが産卵に来ることも
水辺にはマルタンヤンマが産卵に来ることも

実際に来た蝶たち

どんな蝶が来たのか、庭で撮った写真の一部をお見せします。

「ナミアゲハ」菜園の大根を咲かせてみたらやってきた
「ナミアゲハ」菜園の大根を咲かせてみたらやってきた
「アオスジアゲハ」蝶を呼ぶ定番のブッドレアにやってきた
「アオスジアゲハ」蝶を呼ぶ定番のブッドレアにやってきた
「ヒメアカタテハ」千日紅にて吸蜜していた
「ヒメアカタテハ」千日紅にて吸蜜していた
「ツマグロヒョウモン(オス)」ピンクのアナベルに止まった
「ツマグロヒョウモン(オス)」ピンクのアナベルに止まった
「ルリタテハ」葉の陰で休んでいた
「ルリタテハ」葉の陰で休んでいた
「キタテハ」早春にアセビへやってきた
「キタテハ」早春にアセビへやってきた
「キマダラセセリ」ミソハギの蜜を吸っていた
「キマダラセセリ」ミソハギの蜜を吸っていた
「ウラナミシジミ」サルビア・ネモローサの蜜を吸いに来た
「ウラナミシジミ」サルビア・ネモローサの蜜を吸いに来た

庭で育った蝶を少しご紹介

秘密の庭では、アゲハ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモンがよく産卵し幼虫が育っています。他にもひっそり産まれているかもしれません。

植えている食草としては、ミカン、ホトトギス、スミレ、ハギ、ウマノスズクサ、ススキがあります。たまにニンジン、キャベツも菜園で育てます。

ホトトギスに産卵中のルリタテハ
ホトトギスに産卵中のルリタテハ
ルリタテハの卵を発見
ルリタテハの卵を発見
すくすくと幼虫が育った
すくすくと幼虫が育った
葉の陰に蛹がぶら下がっていた
葉の陰に蛹がぶら下がっていた

バタフライガーデンを作ってみて感じた事

良かった事と困った事をまとめてみました。野生の生き物が相手なので、感動もある一方、思い通りにならない事も起こります。

良かった事

①庭に生き物が増えて賑やかになった

蝶だけでなく、トンボ、バッタ、コオロギ、トカゲ、野鳥類、とにかく沢山の生き物が見られるようになりました。剪定していたら枝に蝶の蛹がついていたなど、小さな発見も楽しく思わず童心に返ります。

②花いっぱいの庭になった

庭を作るにあたり、花をリレーのように咲きつなぐように意識して種類を選びました。結果的に花いっぱいの色彩豊かな庭となり、一年を通してほぼ何かしらの花が咲いています。鑑賞性が高くなったと感じています。

③癒し効果抜群!とにかく心が和む

自然に触れるおかげなのか、安らかな気分になります。また、卵から成長していく様子等、普段あまり見られない様子にも触れる事ができ、生き物のたくましい姿に感動します。

ちょっと困った事

①お呼びでない生き物も集まる

個人的にはそこまで困っていませんが、呼んでいない生き物も来ます。カマキリ、クモ、ムカデ、ダンゴムシ…。ハチもたくさん来ます。と言っても積極的に刺してくるわけではないので問題はありません。むしろ生物多様性アップとしてウェルカムです。ダメな方もいるかもしれないので一応挙げてみました。

②自然の厳しさを肌で感じる

見守っていた蝶が他の肉食昆虫に食べられるなんて事も頻繁に起きます。少し残念な気持ちもありますが、これも自然の摂理だと思って受け入れる事にしています。みんな一生懸命生きていますからね。

③特定外来生物の扱い

蝶での厄介事と言えば、アカボシゴマダラ(名義タイプ亜種)が挙げられます。この蝶は2018年に特定外来生物に指定され、無許可での飼育や移動、保管等は禁止です(法に触れます)。繁殖能力が高く、発生地域で食草のエノキを育てると勝手に増えてしまうことがあります。関東から中部地方にかけて分布が拡大しています。

駆除の義務まではありませんが、競合する在来種(オオムラサキ、ゴマダラチョウ等)に悪影響が出るかもしれませんので要注意です。もちろん意図的に増やしちゃダメですよ。見た目は綺麗な蝶なんですけどね。

最近よく見かけるアカボシゴマダラ(特定外来生物)
最近よく見かけるアカボシゴマダラ(特定外来生物)
久々に出会ったゴマダラチョウ(在来種)
久々に出会ったゴマダラチョウ(在来種)

生物多様性の取り組みにもおすすめ

以上、バタフライガーデンの作り方と管理方法についてご紹介しました。要点をまとめると以下の通りです。

内容のまとめ

  • 成虫を呼ぶには食べ物を用意する。
  • 幼虫の成長を見るには食草を育てる。
  • 蝶以外の生き物もたくさんやってくる。

バタフライガーデンは、個人のお庭はもちろん、工場や福祉施設、病院のお庭、緑地にもぜひ取り入れて欲しいアイデアです。広いお庭であれば、周辺地域の子供達を対象とした観察会などのイベントも企画でき、教育活動や地域貢献になるかもしれません。

立地によっては絶滅危惧種の保護にも繋がる可能性もあります。最近話題の取り組み「自然共生サイト(環境省)」の認定につながる事も考えられますね。

もし気になったらぜひチャレンジしてみてください。

参考:庭のチョウ-身近なチョウを楽しもう- 特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会(外部サイト)

今日のキープラント

ミカン

ミカン
ミカン

ミカン科ミカン属の常緑樹で、言わずと知れた定番の果物です。

日本だけで見ても品種の数は100を超えると言われます。国内で栽培されるのは大半が温州みかんで、1本でも実がなり、種ができにくい性質です。葉にも香り成分がたっぷり含まれています。

蝶の食草という観点では、アゲハ(ナミアゲハ)、クロアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハがやってきます。オナガアゲハ、カラスアゲハ等もミカン科を食草としますが、栽培ミカンを好まずコクサギやカラスザンンショウ等の野生種を食草に選ぶ傾向にあります。シティー派とワイルド派の違いがあるのかも?

羽村市、青梅市、多摩地域のお庭のことはキープランツにお任せください!

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